牛、豚、鶏を並べられると、私は迷うことなく鶏を選ぶでしょう。
法律事務所三ツ星/72期の上新(うえしん)です。
先ほど一水ゴルフレポートの執筆を終え、ここからは焼き鳥を楽しむ者として、筆を執らせていただきます。
お店選びを任されると大体鶏料理屋さんをチョイスしてしまう無類の鶏好きな私ですが、鶏好きが高じて、最近は自分で焼き鳥を作ることにハマっています。
好きな種類の焼き鳥を、好きなだけ食べることができる(大体食べきれない)、もっと早くこの趣味にたどり着くことができればよかったのにと、今でも鶏と七輪と向き合うたび思います。
そんな私と焼き鳥の休日の1ページを、この場を借りて少しご紹介させていただきます。
【写真1】
まず、火をおこしましょう。
ちょっとお値段はしますが、備長炭で臨んでいます。
遠赤外線で緻密な火入れが可能となります。
火起こしにはどうしても時間がかかりますが、今日もちゃんと火がつくかな?この炭の重ね方がベストにちがいない!とあれこれ考えながら過ごす時間もまた一興です。
最近のお気に入りは写真の丸形七輪。
七輪と網の間に高さ調整台を入れてより大きな網を乗せることができるようにしています(焼き面の拡張)。
【写真2】【写真3】
では、何を焼くのか。
いちばんのおすすめは軟骨です。
串刺しに熱が入るとついついたくさん作ってしまいますよね。
塩コショウ、ガーリックパウダーなどで下味をつけています。
ただ、軟骨の串刺しは他の部位と比べて特に大変です。柔ら
かいとはいえ骨なので、串を通すのに力が要ります。何度、誤って指に突き刺してしまったことか。
そうした地道な作業の末にこの串たち
は出来上がっています。
【写真4】(砂ずり)
【写真5】(手羽先)
砂ずり、手羽先あたりも定番です。
備長炭の遠赤外線効果をいちばん感じられるのは手羽先だと思います。
外はカリ、中はジューシーな仕上がりになること間違いなし。
焼きたては勿論、翌日冷めたver.の手羽先も、またちがった旨味があります。飽きません。
【写真6】(手羽先、レバー、こころのこり、ちょうちん)
その他、レバー(タレ仕上げ)、ハツ(こころ)、こころのこり
、せせり、ちょうちん(レア仕上げ)といったあたりのラインナップも時折入荷して楽しんでいます。
私の仕入れ先では、レバーをパックで買うと、その周辺部位のハツや、お店では希少部位として提供されているこころのこりも一緒に入っているので、焼き鳥の幅を広げることができるわけです。
【写真7】【写真8】
そろそろ焼きましょう。
最初の頃はおそるおそるの焼きで、七輪からかたときも目が離せませんでしたが、今では焼きながら笑みを浮かべるくらいの余裕は出せるようになりました。
備長炭のよいところその2は、比較的、煙が抑えられること。
とはいえ、煙を浴びているときこそ、「あぁ、今、僕は鶏と向き合っているんだ」と、自分が焼き鳥を楽しむ者である所以をまさに実感できるのであって、その瞬間が焼き鳥の醍醐味ともいえるでしょう。
自分で情熱を注いで焼き上げた焼き鳥が、美味しくないわけがありません。
ちょっと焼きすぎちゃったなとなっても、それもまた美味しい(と言い聞かせる)。
友人や家族に振舞って、美味しいと喜んでもらえると、焼き鳥
職人としてはなおのこと嬉しいですし、励みになります。
【写真9】
幼い頃、水泳選手や弁護士になることを夢見ていた私の最近の将来の夢は、焼き鳥職人になることです。
人生で達成したい目標10を語り合う事務所内会議の場でも、事務所メンバーには私の焼き鳥に対する想いを伝え、賛同を得ました。
「やきとりMITSUBOSHI」立ち上げの際には、皆様、ぜひお立ち寄りください。
夢を叶えるその日まで、真摯に
鶏と向き合い、すべて美味しくいただき、もっともっと深く鶏を知ってスキルアップを図っていきたいと考えています。
見聞を広げるためにも、皆様オススメの美味しい焼き
鳥屋さんに、ぜひご一緒させてください!
【~番外編~】
【写真10】(参鶏湯)
最近旅行で行った韓国・釜山で食べた参鶏湯もたまらなく美味しかったです。
シンプルにガツンと鶏の旨さを感じさせられるまさに逸品でした。鶏は奥が深い。