行事
難関の鳴尾を征服して

21期  小原望
 平成17年11月29日に名門の鳴尾GCで行なわれた一水会ゴルフコンペにおいてグロス37+39=76でベスグロ優勝することができた。
 この鳴尾GCはわが国でも屈指の名門コースであるが、約15年程前の一水会ゴルフコンペの際、10番ホールをホールアウトして11番のティグラウンドでスコアを記入していた際に、後続のプレーヤーの打ったライナー性の打球が私の頭部を直撃し、近くの病院に搬入されたという悪い想い出のある相性の悪いコースである。
 その後、気味が悪く鳴尾GCでのコンペには久しく参加していなかった。ところが、この秋に3回も鳴尾GCでコンペがあり、その後ボールに当たるということが一度もなかったことから、意を決して3回とも参加した。3回のグロスの成績は82、80、76であった。82の時は久しぶりのこともありグリーン付近の状況がわからず、特に秋のコーライ・グリーンに苦労をした。80の時は前回の経験を生かして70代を出そうと意気込んでいたが、15番まで5オーバーで来ていながら16、17、18の上がり3ホールで大たたきをし結局80という残念な結果に終ってしまった。これは設計者の罠にはまってしまったからである。名門コースにはプレーヤーの心理を読んで随所に罠が仕掛けられている。例えば15番のショート、16番のミドルではグリーンの奥につけると3パットしやすいとか、17番のミドルで中央に打ってもフェアウエイが右へ傾斜していて、右のラフからでは木の枝が出っ張っていてグリーンを狙えない。ショートホールでバンカーは禁物である。
 今秋3回目となる11月29日は前2回の失敗を教訓として、各ホールにある設計者の罠にはまらぬよう注意しながらプレーした。その結果、両方30代の76で優勝することができた。この記念すべき日の同伴プレーヤーは檜垣誠次、種村泰一、嶋田修一の3先生であった。これらの先生方と和気藹々とプレーできたことも好スコアの一因であったことは言うまでもない。私にとっては、優勝よりも難関といわれている鳴尾GCで76を出し、やっと鳴尾GCを征服したと言えることが嬉しかった。
鳴尾GCの攻略の秘訣は、ティーグラウンドで設計者の仕掛けた罠をみつけ、それを避けるべくまずフェアウエイにボールを置く。グリーンを狙うショットではパターがしやすいところを狙う。それがリスクが大きい時は花道付近の登りのアプローチを残す。このように、ゴルフを飛ばすスポーツと考えず、目標にボールを近づけるスポーツと発想の転換をすれば誰でもスコアアップできると思う。
17.12.27記す
全員集合!
プレイ後は恒例のすき焼き
堂々の優勝です

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