私、僭越ながら、平成19年度一水ゴルフ第4回(通算201回)大会の報告を致します。 しかし、鳴尾ゴルフクラブは手強いゴルフ場です。鳴尾のコースは、そのホームページによると「1930年、当時の会員であったクレーン三兄弟の設計によるもので、その後アリソンの勧告に従って改修を重ね、現在のコースレイアウトの原形ができあがりました。」とあります。歴史があって非常に造形が深いコースです。コースの各所に鳴尾の手強さが垣間見られます。 まずバンカー。アリソンバンカーと言われる深くてあごの高いバンカーが点在しています。やはり叩いてしまいました。パー3で8打ほど。第1打がアリソンバンカーに捕まり、ボールがあごの近くにあって、テイクバックが取れません。無理矢理に上から叩きつけるようにバンカーショットを放つと、カツーンと嫌な音を立ててホームラン。反対側から再びバンカー。上がったら8打。あっという間の出来事で、はい今日は終わったと思いました。 次にいやらしくコース間をセパレートした立木。左右にうねったコース。これらも次のターゲットを狙わせません。欲張って狙うと、深みにはまります。でも、私は、狙ってしまいます。上がってみると、はい7打。 さらに今やどこのゴルフ場でもベント化が進んでいるのに、かたくなに高麗のグリーンを維持しています。入りません、パットが。順目と逆目で早さが全く変わります。目がきついのでよくきれます。どうにも入りません。ベントになれてしまうと高麗のいやらしさが気になります。はい、3パター。ストレスが溜まっていき、ショットにまで影響が出始めます。 私だけでなく、参加された皆さんがこのような同じ感想を持ったと思います。成績は、相対的に私が良かっただけで、優勝は結果論でした。 近代ゴルフに対応して距離を長くして、グリーンを高速ベント化していくという流れに逆行するかのように、古い造形を維持し、ゴルファーを悩ませるゴルフ場、それが鳴尾のコースというものではないでしょうか。 何時かはスカッと70台でまわってみたいと、挑戦心が沸き立つところです。 以上
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